ベクシル-2077日本鎖国-
海外のフルCGアニメは「いかに実写に近づくか」を狙ってるの
に対して、日本のCGアニメは「いかにアニメと実写を繋ぐか」
に重きを置いてる気がします。 今回はそんな一本。
日本のハイテク鎖国・・・なかなか面白い発想です♪
今回の映画は「鎖国が完成する過程」ではなく「日本が
すでに鎖国に入って10年あまり」を設定にしております。
前者ならきっと『宣戦布告』の様な会議シーンばかりの映画
になったかと思うのは考えすぎか?(^^ゞ
タイトルからすると政治がらみの重いドロドロした話しになると
思いきや、なんとこれ見事な全編ハイパーSFアクション映画
に仕上がっています☆ ホントに見事です。(* ̄▽ ̄*)
パワードスーツやバギーカーや大型ヘリを使ったスピーディー
なバトル、日本全土を隠す鎖国システム、大地を這う巨大な
“ジャグ”なる化物・・・どれもスケールのデカい映画向きな映像
がたっぷり楽しめます。
音楽もいいね♪(^-^)b どこの国の音楽とも断定できない様な
一風変わった凝った音やリズムがいい所でいい感じに流れる
のもGOOD!
ただ、唯一の難点は・・・やっぱ人物かな。(^^ゞ や、設定とか
でなくってCGで描いた人物ってのがちょっと。 以前やっぱり
フルCGの『アップルシード』を観て「肌のツルツルテカテカ
したマネキンが滑らかに動くのが気持ち悪い!(T△T)」と思っ
たオイラなので不安でいっぱいでしたが・・・まぁ、今回はむしろ
それを逆手に取った様な内容なんでOKでしょう。(^^ゞ
動きはいい! 人混みを掻き分けて追ってくる黒服の動き
なんてすっごいリアルだもん。 ジャグの重量感とか、バギー
の走るときの挙動とか、転がるバイクの動きとか・・・文句無い
です。(^-^)v
映像に惹かれて観に行った映画でしたが、内容も負けてない
面白さです☆ 凝った話しではあるけど、オイラが理解できる
内容なんでさほど複雑怪奇ではありません♪
その独特の世界観の為に、中には「?」と思う所もありますが
その辺はパンフレットで解説されてるので安心です。 きっと
パンフを読んでからもっかい観たらまた更に深みが増す
かと思いますよ。(^-^)b
やぁ~、今年のアニメ映画は“アタリ”と“ハズレ”が極端に出る
傾向があるけど、今回はしっかり当たりです♪
DVD出たらスタッフの拘りとか聞きながらまたゆっくり観たい
気がします。
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